〈新型コロナ〉“エッセンシャルワーカー”どう守る? 機能維持へ追われる介護現場【新潟】 (22/01/11 18:38)

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新潟県内でも感染拡大する新型コロナウイルス。高齢者施設での対策を取材しました。 見附市の高齢者施設『ケアガーデン新幸』。 職員が入念な感染症対策のもと、入所する高齢者の食事や入浴・トイレなど生活全般を介護します。 【ケアガーデン新幸 石田晃 施設長】 「介護の世界そのものが社会のインフラの一部だという思いで過ごしているので、私たちが欠けることで、目の前の高齢者・多くの方々の生活のリズムが崩れていく」 オミクロン株の流行により懸念されているのが、こうした社会や生活に欠かせない医療や介護などの現場で働くいわゆる“エッセンシャルワーカー”の不足です。 感染の急拡大により、エッセンシャルワーカーが感染する、または濃厚接触者になることで隔離されるケースがこれまで以上に増え、社会が機能しなくなる危機が現実味を帯びているのです。 こちらの施設では、心理的ケアのためにも入所者を約10人ずつに分けた各ユニットに対し、5人~6人の固定の職員でシフトを組んでいます。 これまで職員が休まざるを得ないケースでは、ユニット内の職員同士で勤務のやりくりをしていましたが… 【ケアガーデン新幸 石田晃 施設長】 「オミクロン株になると、もっと多くの介護職員が休みになる可能性がある」 Q.同じユニット内で2人重なってしまうと 「もう手が回らなくなる」 さらなる感染拡大により、多数の職員が同時に欠勤となるケースを想定。 去年12月末から違うユニット間や同じグループの5つの施設の間で職員のシフトを融通できるよう体制を組み直しました。 そのため、職員は担当のユニット以外でも介護に当たれるよう、入所者全員の注意事項をタブレットで共有し確認しています。 備えを進める一方で、それだけで施設の機能を守っていけるのか… 不安のなか、石田施設長は「エッセンシャルワーカーに対する隔離期間の見直しも検討してほしい」と考えています。 【ケアガーデン新幸 石田晃 施設長】 Q.現場としては隔離期間が短いほうが 「ありがたい。今回オミクロンという、もともとのウイルスと構成が変わったので、厚労省なり、研究部会なりが、そうした(新たな)判断基準を積極的に示してもらえればと思う」

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