【全録】尾身会長が苦言「バッハ会長なぜ来るのか」再来日を非難

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 東京パラリンピックの開会式に出席するためIOCのバッハ会長が再来日したことについて、政府分科会の尾身茂会長は感染が急拡大し、自粛をお願いしている中で国民からの理解を得られにくくなると苦言を呈しました。発言のフルバージョンです。 尾身会長:  現在の状況が、去年の4月、第1回の緊急事態宣言の時との最も大きな違いは、ここにきてやっぱり人々の意識。「自分らで判断したい」。当時は何もわからなかったので。(人との接触について)「極力8割、最低7割」というのを多くの人が“不安”という一文字でやってくれたけど、今はもういろんな人がいろんな思いでやっていると。そういう中で、実は私どもが再三申し上げたのは、オリンピックということのメッセージがどうなるかと。“バブル”の中のことよりは、このことがどういうメッセージを出して、人々の意識に影響するかというのは大事だということは再三申し上げてきました。  それで今、委員(質問した立憲民主党・尾辻かな子議員)のおっしゃっている、バッハ会長、私はお会いしたことはありませんけど。例えば今、人々にテレワークを要請しているわけですよね。その時に今回また来るので、バッハ会長の挨拶が必要ならなぜ、オンラインでできないのかというのは、こういうことですよね。  それからいわゆる小学校観戦ですか。これは私はおそらく小学校の子が行っても感染はしない確率の方が高い。熱中症のことはあるけど。実はそこが問題じゃないんですね。これだけみんながしているときに、子どもの教育と言っても、子どもの教育はいくらでもできる。なんでこの時期に、このことが、問題で、本質はそこで感染が起きるか起きないかじゃないんです今は。そのことがどういうメッセージを一般の人に・・・「あっ」ということが実際に私は起きてると、私は確信してます。したがって、先ほど国会議員の先生もテレワークができれば、一部の会議はやっていただきたいという、こんなこと図々しくて申し訳ありませんけど。  そういうことも含めて、やっぱり国民にお願いしているのだったら、オリンピックのリーダー、バッハ会長、なんでわざわざ来るのかと。そこでは、そういうことをなぜ、普通のコモンセンス(常識)なら(判断が)できるはずなんですね、もう1回来たから。銀座も1回行ったんでしょうと。これは私は専門家の会議というよりも一般庶民としてそう思います。実はパラリンピックは、一生懸命やった人にやってもらいたいという気持ちは多くの人があるんですけど、なぜわざわざバッハ会長がもう1回、そんなのオンラインでできるじゃないですかというような気分が多分。一つの例ですけど、そういうふうに私は強く思います。(25日12:30)

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