音声データ公開に星野県議が反論「裏金とは言っていない」 泉田氏“裏金告発”問題【新潟】 (21/12/03 19:12)
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3年前
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衆院選の際、「裏金を要求された」と告発した泉田裕彦 衆院議員が、そのやりとりを収録した音声データを公開しました。 そこには金銭をめぐるやりとりが記録されていましたが、裏金を要求したと名指しされた星野伊佐夫 新潟県議は「裏金とは言っていない」「作り話」と反論しています。 3日、公開された音声データ。 【公開された音声】 星野県議:「それで泉田さん勝とうさ。どう思うね」 泉田議員:「やっぱり小選挙区で勝つかどうかで全然違いますもんね」 星野県議:「もしさ、比例でひっかからなかったら終わりだよ」 泉田議員:「うん」 このやりとりの中で「裏金の要求があった」と告発した泉田裕彦衆院議員。 【泉田裕彦 衆院議員(会見)】 「今回の総選挙におきまして、2~3000万円の裏金要求をされました」 会話の相手として名指ししたのが、長年“蜜月関係”にあった星野伊佐夫県議でした。この告発に対し… 【星野伊佐夫 県議(12月1日)】 Q.裏金を要求した事実は 「ありません。はっきり申し上げる。全くない」 Q.“払わなければ選挙に落ちるぞ”という言い方はした 「ありません。なおさらないです。そんなことは」 星野県議は金銭の要求について全面的に否定していましたが、3日午前。 【星野伊佐夫 県議】 「私は全部覚えていますよ。ほとんど覚えてる。全部覚えてますよ」 Q.政治活動のためのお金 「そう、そう、そう」 音声データが公開されることを察知したのか、全てを思い出した星野県議。 音声データのやりとりが本当に星野県議なのか再び直撃すると… 【杉本一機キャスター】 「(音声データの中で)『言葉の問題であって、実際そんなことを気にしている候補者はいない』と」 【星野伊佐夫 県議】 「言うわけないじゃないですか、裏金なんて。このテープは新しいテープ。改ざんされて、カットもされている。俺(頭に)残っているもん」 公開された音声には、金銭について触れている部分がありました。 【公開された音声】 星野県議:「とにかく必要経費を早くまこう。もう余裕がない。選挙始まってからばらまくバカはいない。ここに2000万や3000万出すのにもったいながったら人生終わるよ?ね?そこなんだよ。大部分は領収書もらえるやつだから。これね、いちいち警察に報告してやるわけじゃないんだから」 この発言を“裏金”と受け止めた泉田さん。 【公開された音声】 泉田議員:「だからあの、違法行為にならないようにしないといけないので」 星野県議:「いや、そんなものはね、いいですか、はっきり言うよ。言葉の問題だけであって、実際はそんなもの気にしてる候補者なんか一人もいないからね」 泉田さんによると、会話が録音されたのは衆院選公示前の9月4日。 この時点で、活動費として政治団体に寄付をした場合でも、公職選挙法違反になると指摘していました。 【公開された音声】 泉田議員:「先生ちゃんと寄付できるときに言ってくれればいいのに。どうしたらいいんですかね」 星野県議:「だからさ、この話しはもう早く言えば(秘書)の耳にも入れてはならない。あんた一人、一人の腹、誰にも言っちゃならない。これは、この話は」 泉田議員:「でも、まかないとダメなんでしょ?」 星野県議:「まくというのはばらまくんじゃない。実力者、地区地区の」 泉田議員:「だから寄付の期限があるから。でも事務所から聞いているはず。寄付の期限があるから、この期限に言ってくれと」 星野県議:「それとはまた違うんだよな。それとはまた違うんだよ。俺の言っている意味はね」 音声データの公開を受けて会見を開いた星野県議。 【星野伊佐夫 県議(会見)】 「本当に一番大事な部分を、私がこの時に話しているんですが、これが抜いてあります。完全に抜いてあります」 音声データが編集されていると指摘。さらには「裏金という文言はなかった」と語気を強めました。 【星野伊佐夫 県議】 「彼は裏金の話ではないと百も承知。知っているはず。彼が一番知ってるはず。裏金ではないということを。裏金という言葉・文言これだけは許せない」 一方、4年前の衆院選で周囲の反対を押しきり、擁立した泉田さんと金銭をめぐる騒動が起きていることについては… 【星野伊佐夫 県議】 「(責任は)ありますね。おっしゃる通りだ。本当に申し訳なかった。みんなに迷惑かけている。でも俺はそういう人だとは思わないから、一緒にやっていける人だと思ったから」 師弟関係から一転、完全に対立した2人… 星野県議は法的措置も含めて今後の対応を検討する方針です。