ワクチン不足 日本脳炎、おたふくかぜも(静岡県)

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2年前

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ワクチン不足は、新型コロナだけではありません。子どもが受ける予防接種のうち、日本脳炎とおたふくかぜのワクチンがいま、品薄の状態になっています。これらのワクチン不足、県内の医療現場でも影響が出ています。  こちらの病院では、父親の転勤で海外へ行く子どもが日本脳炎のワクチンを打っていました。 <接種を受けた子ども>「(Q.痛くなかった?)痛くなかった」  日本脳炎は、蚊を媒介して高熱や嘔吐などを引き起こす感染症です。重症化すると後遺症が残るほか、子どもや高齢者は死亡のリスクが高い病気です。そのワクチンが製造元の設備の不具合で不足する事態となっているのです。 <静岡厚生病院小児科 田中敏博医師>「今までであれば『今月は何本使うから、何人予約が入っているから何本お願いします』というと、その本数がしっかり入ってた。『現在では当面はいってきませんよ、次いつ入ってくるかわかりませんよ』という通知が来たり」  日本脳炎ワクチンは、生後6カ月から13歳までに4回の接種が必要です。今年度は昨年度より20%ほど供給が減るため、国は乳幼児が打つ1回目と2回目の接種を優先するよう呼びかけています。 <保護者>「たまたま、年齢のこともあるから打っておいたらと言ってもらったんですけど、先に打たせてもらってよかったのかなと思います」  さらに、難聴を引き起こす恐れのあるおたふくかぜのワクチンも不足しています。おたふくかぜワクチンは2回の接種が薦められていますが、こちらも1歳で打つ1回目の接種を優先するよう呼びかけられています。 <静岡厚生病院小児科 田中敏博医師>「初期の免疫をしっかりつけましょうというところに重点化させて、1回も打ったことがない人たちに有効に、限られたワクチンを使っていきたい」  出荷の再開は日本脳炎ワクチンが12月、おたふくかぜワクチンは10月末の予定ですが、混乱はしばらく続きそうです。 #オレンジ6 5月19日放送

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