「道路は完全に冠水」 台風15号で静岡県内に深い爪痕… 2人死亡橋の崩落も
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2年前
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台風15号の影響で静岡県内では、記録的短時間大雨情報が相次ぎ、土砂崩れなどで2人が死亡、1人が行方不明となっています。県中部、西部を中心に交通やインフラに大きな影響を与えています。 静岡県内では23日夜から猛烈な雨が降り続き、降り始めからの雨量はいずれも観測史上最大となる静岡市駿河区で416・5ミリ、浜松市天竜区で280ミリを記録するなど過去に経験のないほどの大雨となりました。 <山口駿平記者>「道路は完全に冠水してしまっています」 浜松市・磐田市・袋井市はおよそ73万4500人を対象に「緊急安全確保」を発令しました。静岡県内では18の市町で最大381の避難所が開設されました。静岡市葵区の旅館では建物の中に土砂が流れ込みました。4人が宿泊していて、全員ヘリで救助されたということです。静岡県内の浸水被害は少なくとも一部損壊が7件、床下・床上浸水873件確認されています。川根本町では雨の影響で陥没した道路に軽トラック1台が転落。70代の男性2人が乗っていて、1人は自力で脱出しましたが、もう1人の男性の行方が分かっていません。掛川市では土砂崩れにより建物が倒壊。この家に住む45歳の男性が土砂に圧迫され死亡しました。 <野田栞里記者>「男性の遺体はあちらの田んぼで見つかりました。そして、乗っていたとみられる車はこちらの道路にあったということです。昨夜、このあたり一帯は冠水していたということです」 袋井市の田んぼでは74歳の男性が発見され、死亡が確認されました。男性は23日夜、冠水している道路に車で入り、逃げようとしたところ溺れた可能性があるとみられます。 <牧野克彦アナウンサー>「浜松市天竜区です。橋が一部流されてしまいました」 浜松市天竜区の二俣川にかかる嘯月橋が流されました。浜松市によりますと橋を支える4本の柱のうち1本が流されたということです。 9月24日放送