東京で「火球」目撃相次ぐ 澄んだ天気が影響か

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11月20日の夕方、関東地方から東北地方の広い範囲で、空を横切る“光の球”の目撃情報が相次ぎました。  20日午後6時20分ごろ、東京・足立区で、空から降る“光の球”が目撃されました。同じ頃、板橋区や武蔵村山市でも同じように“光”が目撃されました。これについて、国立天文台・天文情報センターの山岡均准教授は「流れ星の中でも、とても明るい『火球』と呼ばれる現象」と推測しました。国立天文台によりますと火球とは、小惑星のかけらなどが大気圏に入って燃え尽きた時に起きる現象で、流れ星の中でも特に明るく、金星よりも明るいものを指すことが多いといいます。  20日は東京都内だけでなく、関東や東北など広い地域で火球が目撃されました。その理由について山岡准教授は「夕方だったので多くの人が外に出ていて、勤め帰りや散歩中の人が多く、目撃情報が増えた」「関東から東北付近で見られたが、とても天気がよかったので、関東では地平線近くまでずっとすっきり晴れていてよく見えたのでは」と話しています。山岡准教授によりますと、火球は日本国内で数日に1回程度見られる現象ですが、この日は天気や時間帯、そして人口の多い関東の上空という条件がそろったことから、目撃情報が相次いだのではないかとしています。  国立天文台によりますと、12月14日午後9時ごろにはふたご座流星群が活動のピークを迎えることから、東京都内でも暗い所であれば、数多くの流れ星が見られる可能性があるということです。

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