100年続けるアート「平和の証」びん投げパフォーマンス in 京都国際映画祭2021
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3年前
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京都国際映画祭2021 アートプログラム 1999年10月、故前衛芸術家嶋本昭三が兵庫県から新西宮ヨットハーバーに土地と設備を提供され、コンクリート製のキャンパスの上に100年かけて描き続けてペイントアートを制作する、びん投げパフォーマンスが開始された。100年続けるという事はその間が平和だったというわけで、完成すると『平和の証』になる。 AUグループはその意思を引継ぎ、びん投げパフォーマンスは毎年実行され、今年で23年目となる。2021年9月19日(日)に新西宮ヨットハーバーで、京都市京セラ美術館に展示する作品を島田珠代、嶋本昭三氏と交流のあった、おかけんた、たいぞうと共に制作した映像作品。 「AU× 嶋本昭三“あ”」とは 阿堵物 銭(ぜに)の異名。「阿堵」は中国の晋(しん)・宋(そう)代の俗語で、「こ れ」「あの」などを意味し、「阿堵物」は、直接その物の名をいうのを はばかって、「あんなもの」「こんなもの」の意で用いられた。(コト バンクより)この場合、阿堵物とは俗の代名詞であります。 嶋本は出来上がった価値や権威に対して常に疑問視しており、つまり、 当時の西洋美術の権威に対する反発。「あ」は世界の有りとあらゆる権 威化された表現方法を拒否して表現する、嶋本の美術の解釈を提示する 意味で「あ」を用いられた。 また、嶋本はもう一つの意味として、「あ」はひらがなの中で一番美し い造形をしている。何を持ってきても最初に来る「あ」「A」には、と ても意味がある。 このような嶋本の思いの込められた「あ」、COVID-19で大変な世の中 になり、色々なことを初心に戻り、価値を考え直すことが増えたことか ら、今回「あ」を取り上げさせて頂きました。 京都市京セラ美術館 作品展示期間 2021年10月14日(木)~17日(日) #京都国際映画祭2021