関東大震災100年 AIで直後の様子をカラー化 未来の防災へ(2023年8月26日)

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 来月、9月1日で関東大震災から100年を迎えます。「首都直下地震」発生の可能性も指摘されるなか、100年前の教訓から私たちが学ぶべきことは。ANNでは、シリーズでお伝えしていきます。26日のテーマは「カラー化で読み解く大震災」。当時の画像技術と最新AI(人工知能)を組み合わせ、未来の防災へつなげる取り組みを取材しました。  東京・日比谷を撮影したとみられる1枚です。  東京大学大学院 渡邉英徳教授:「皆向こうの方を見ていますから、(カラー化することで)火が燃え続けていて、どうなることかという感じを受けますよね」  東京大学大学院の渡邉英徳教授が、100年前の白黒写真をカラー化しました。  復興に向け活気付く浅草。初めに最新のAIで色付けします。リアルな色に近付けるため当時の人が残した“作品”を参考にします。  東京大学大学院 渡邉英徳教授:「スライドですね。絵師が色を付けたモノクロ写真」  絵の具などで彩られた着物から色をサンプリング。上から塗り直します。スプレーのように色付けし、模様はそのまま生かします。  1枚のカラー化におよそ2カ月。半年かけ10枚の白黒写真を生まれ変わらせました。  東京大学大学院 渡邉英徳教授:「100年前の災害を今に色を取り戻してよみがえらせると、今後起きるであろう災害と重ね合わせやすくなるわけです」  色が付くことで今後の防災にどうつながるか。専門家にカラー化写真を見てもらいました。  元気象庁長官 山本孝二氏:「炎のスピードがすごく速いんですよ。白黒写真では煙の広がりしか見えていなかったので、炎が地面をはっている姿はちょっと衝撃的ですよね。恐ろしさを人々が実感することで、初期消火の重要性を理解してもらえるのに役立つ」  カラー化写真は震災から100年を迎える来月1日から、国立科学博物館で展示されます。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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