福島・聖光学院 カギ握る2人の3年生左腕 攻めの投球で仙台育英打線に挑む【夏の甲子園】 (23/08/10 18:45)

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夏の甲子園、福島代表・聖光学院の2回戦は2日後12日に迫った。「野球はピッチャーで勝敗が決まる」と言われることがある。仙台育英打線に立ち向かう2人の左腕に注目だ。 甲子園初戦のマウンドに上がったのは、背番号11の小室朱生投手。6回途中まで投げ無失点と初戦突破の立役者となった。 福島テレビ・浅野晋平記者:「仙台育英の強力打線と対戦を前に練習に熱が入る聖光学院。小室投手の力強いピッチングで、ミットの音が響き渡っています」 甲子園入り後、小室投手が特に意識したのがコントロール。全国の強打者は甘い球を見逃してくれないため、得意のスライダーを厳しいコースに投げ切る「精度」を高めている。 聖光学院・小室朱生投手:「自分はコントロールがあんまり無かったので、しっかりコントロールをつけることと、気持ちで押していくという所を磨き上げました。気持ちがしっかり一球一球、全力で流れているので、気持ちの面でも良いのかなと思います」 そしてもう一人…安齋叶悟投手は最速137キロの直球とチェンジアップが武器だ。 聖光学院・安齋叶悟投手:「同じ左として、ずっと『ピッチャーが力無い』と言われている中で、2人でやってきたというのがあったので、お互い高め合いながら、良いライバルとして、やってきました」 安齋投手は、福島県二本松市出身で中学時代のポジションはファースト。聖光学院でピッチャーに転向し、エースナンバーを背負うまでに成長した。絶対的なエースが不在のチームの中で2人の投球が鍵を握る。 聖光学院・斎藤智也監督は「自分達の力を無いなりにも信じて。相手打線も力が実際にありますから、開き直っていかにマウンドに立つか。開き直っていかに一球一球魂込めて投げるか」と2人の左腕に奮起を促す。 相手は強力打線、多少の失点は覚悟のうえ「攻めの投球」で勝利を手繰り寄せる。 聖光学院・安齋叶悟投手:「自分自身のピッチングスタイルという部分をしっかりと貫き通せれば、良いかなという風に思います。もう絶対負けないっていう気持ちで行きたいと思います」

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