小津安二郎映画音楽集 東京物語 斎藤高順作曲

514回

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小津安二郎映画音楽集、東京物語、斎藤高順、齋藤高順、斉藤高順

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11年前

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東京物語 主題曲・夜想曲(昭和28年度松竹作品より) 老夫婦(笠智衆、東山千栄子)が成人した子供達を喜ぶ一方、世代の違いから実は取り残されていることに気づき、わびしい気持ちになるという全体のテーマを表現したこの「主題曲」は、ホルンの前奏のあと夜明けのきびしさを表現するような部分があってから、主要な旋律が弦楽器を中心に奏でられますが、美しさと格調の高さで、主題曲の中でも傑作の一つとされております。 「夜想曲」は老母が今はなき息子の嫁(原節子)を訪ね、お互いに温い心が通い合って涙ぐむという美しいシーンでバックに流れております。映画の時と同様に鳩山寛氏がバイオリンの独奏をしておりますが、美しい演奏をお楽しみ下さい。 尚この映画は文部大臣賞、毎日コンクール作品賞、都民映画コンクール金賞、アドルフ・ズーカー賞等数々の名誉に輝いております。 (解説:斎藤高順) 小津安二郎映画音楽集 【収録曲】 1. 秋刀魚の味 主題曲/ポルカ/終曲 2. 秋日和 主題曲/ポルカ 3. 早春 主題曲 4. オルゴール「秋日和」より 5. 東京物語 主題曲/夜想曲 6. サセレシア「早春」「東京暮色」「彼岸花」より 7. 浮草 主題曲/ポルカ 8. 彼岸花 主題曲 9. 祭囃子「浮草」「秋日和」より 当時のオリジナル・サウンドトラック・スコアを使用し、音楽だけを再録した貴重なアルバム。 時代、国境を超えて愛される小津人気の秘密はここにもあった。 プロフィール 斎藤 高順(さいとう たかのぶ、Takanobu Saito) 1924年12月8日、東京深川生まれの作曲家、指揮者。 1947年、東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)本科作曲科卒業。 1949年、同校研究科修了。 第二次世界大戦中、音楽学校在学中に陸軍戸山学校軍楽隊へ入隊。 戦後、ラジオや映画音楽を中心に作曲家として活躍した。 小津安二郎監督に認められ、「東京物語」から遺作となった「秋刀魚の味」までほとんどの小津作品の音楽を担当。 以後、映画や放送の音楽を担当する他、歌曲、ピアノ曲、器楽合奏曲、合唱曲など多数を作曲、出版。 1972年7月から1976年3月まで、航空音楽隊長(現航空自衛隊航空中央音楽隊長)を務めた。 音楽隊では初めての一等空佐(大佐)に就任した後、11年間に亘り警視庁音楽隊長を歴任。 その後、1986年尚美学園短期大学教授、1987年聖徳大学講師、他には日本作曲家協議会会員、自由作曲家協会会員、日本吹奏楽指揮者協会理事、日本国民音楽振興財団理事、日本吹奏楽指導者協会理事等も務めた。 2004年4月11日、虚血性心不全のため逝去(79歳)。 小津安二郎の映画音楽 http://saitotakanobu.blog.fc2.com/

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