JR福知山線脱線事故 慰霊施設「祈りの杜」を遺族に公開
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6年前
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乗客ら107人が死亡したJR福知山線脱線事故の現場に慰霊施設が整備され、JR西日本は14日、遺族や負傷者に公開しました。 遺族に公開されたのは、JR福知山線脱線事故の衝突現場の一部を保存し、犠牲者を追悼する施設「祈りの杜」です。 2005年4月、JR福知山線の快速電車が塚口‐尼崎間で脱線しマンションに衝突。 乗客106人と運転士が死亡し、562人が負傷しました。 現場マンションをめぐっては、全ての保存を望む声が上がる中、JR西日本はおととし1月から工事をはじめ、2年8カ月あまりをかけ整備が完了しました。 14日は、事故で次男の昌毅さん(当時18)を亡くした上田弘志さんらが訪れ、慰霊碑に花を手向けました。 事故の風化を防ごうと設置された祈りの杜。 施設の広さはおよそ7500平方メートルで、中心には事故の犠牲者の名前が刻まれた慰霊碑が設置されています。 また、施設の建物内には事故当時の状況や救助活動の様子などを伝える資料室、犠牲者を悼む慰霊の空間が設けられています。 午後にはJR西日本の幹部らも献花に訪れました。 「祈りの杜」は9月21日から一般公開されます。
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