世界を翻弄する“トランプ流”にどう挑む?石破総理とトランプ大統領会談へ【報道ステーション】(2025年2月7日)
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型破りなアイデアと発言で世界を揺さぶるトランプ大統領が、石破総理との首脳会談に臨みます。日米の新たな関係が始まる直前、ホワイトハウスを訪れたのは日本とも関係の深い人物でした。 ■安倍元総理の“残像”今も 日本が首脳会談を申し込んだ先月。 アメリカ トランプ大統領(先月31日) 「日本を尊敬している。日本が好きだ。会いに来るそうだから楽しみにしている」 「楽しみにしている」とは言っていたものの…。 アメリカ トランプ大統領(先月31日) 「安倍氏とは近い仲だった。本当に残念だし悲しい」 「石破総理」の名前は出ず、ゴルフ外交で親友だった安倍元総理への思いがあふれていました。 POLITICO(6日) 「石破氏には安倍元総理のトレードマークだったカリスマ性が欠けている。今後4年間の日米関係の質を左右するのはトランプ大統領との個人的な結びつきだが、それを築けるかどうか疑問が残る」 アメリカの政治メディアも石破総理に疑問を投げかけるほどです。 石破茂総理大臣 「お互いの信頼関係確立のために努力をしたい」 ■“世界翻弄”の発言…対策は 首脳会談では経済や安全保障などがテーマとなる見通しですが、日本政府の悩みの種は尽きません。なにせ相手は世界をふりまわしている大統領。今月に入ってからだけでも…。 アメリカ トランプ大統領 「アメリカは長い間、あらゆる国から搾取されてきた」 関税で隣国に脅しをかけてみたり。 アメリカ トランプ大統領 「ガザはアメリカが引き取り、再建して所有する」 国際問題に発展しかねない発言をしてみたり。「ガザ所有」の発言は、ネタニヤフ首相や側近たちが直前まで知らなかったほどなので、今回どんな発言が飛び出るのか戦々恐々です。 石破総理は到着早々、会談に向けた打ち合わせ。日本はアメリカへの投資額が5年連続1位で、最大のパートナーだとアピールする方針です。 ■USスチールと面会の“思惑” 同じ日、トランプ大統領がホワイトハウスで会っていたのは、買収計画で揺れるUSスチールのデビッド・ブリットCEOでした。 日本製鉄によるUSスチールの買収計画は、バイデン政権が安全保障上の懸念を理由に中止命令を出していて、現在は両社が命令の無効と審査のやり直しを求めて提訴しています。 トランプ大統領も一貫して反対していたものの、今回の面会を受け入れました。 日本製鉄の副会長は6日、トランプ政権についてこう話しました。 日本製鉄 森高弘副会長 「トランプ政権が言っている製造業の復権、あるいはアメリカをもう一回、そういう形で強くするという、そういうポリシーにも(買収は)100%合っているんじゃないか」 これまで面会の詳しい内容はアメリカメディアでも報じられていません。トランプ大統領が面会を通じて、どちらがアメリカの利益になるのか、石破総理との会談でカードとして使えるのか、見極めている最中なのかもしれません。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp