20XX年、IT業界の未来(マジセミ/オープンソース活用研究所)

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8年前

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20xx年、日本。 企業は気付いた。 ITプロジェクトは小さいほうが良いと。 これまでのITプロジェクトは、「大きな目標」が設定された。 「1年後に、全ての要求を満たすITシステムを構築する。」 ITプロジェクトは、輝かしい未来に向けてキックオフする。 しかし、道のりは困難を極めた。 度重なる仕様変更。。。 製品の不具合。。。 プロジェクトメンバーの離脱。。。 システムインテグレーターは大きなリスクを背負うことになった。 そのリスクを価格に転嫁し、プロジェクトは増々大きくなっていった。。。 そして多くの「デスマーチ」が産まれた。。。 多くのITエンジニアが疲弊した。。。 我々はITは「確実なもの」だと思っていた。 「設計した通りに作れば、確実に動く」と。 しかし間違っていた。 ITシステムを作るのは人間なのだ。 ITシステムの開発を依頼するのも、開発するのも人間なのだ。 そこには多くの不確実性が存在する。 そして変わりやすい。 企業は気付いた。 ITプロジェクトは小さいほうが良いと。 不確実で変わりやすい、ITへの要求。 だから1歩ずつ確かめながら進むべきなんだ。 遠くの未来を見据えつつも、「次の1歩」という明確な目標を設定する。 企業とITエンジニアの距離は近づいた。 明確なゴールをお互いに共有する。 主人(発注者)と奴隷(受注者)ではなく、ゴールを共有する同志になった。 1つの「チーム」になったのだ。 2015年、未来はまだ来ない。 しかし、その鼓動は既に始まっている。。。

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